特急人生「かがやき」(其の1)
つい昨日今年が始まったかと思うと、いつの間にか、今年もあと2ケ月と、数えるほどになってしまいました。
また今度、いつかできたらいいな、と先延ばしにしていたことほど、結局やらずじまいになってしまいそうです。
今年が終わる時に、どんな気持ちで終わっているのか考えると、少し怖くなります。
ああ、あれもやりそびれた、これもやりそびれた。結局何もできていないじゃないか。
と思うと、この1年はいったい何だったのかとむなしくなってきます。
あるお寺の掲示板に、
「皆が皆 特急人生 途中は通過 通過 中身は空っぽ」
という言葉が掲示されていたようです。
人生を列車にたとえるならば、現代人は、まるで特急列車のような人生を歩んでいる。それは、途中の駅は通過、通過、急げ急げと急かされる人生で、どこへ向かっているのか、何を積み重ねているのかもわからずに、とにかく月日ばかりが早く過ぎていく。
そして気が付けば終点です。
終点が近づくと、車掌さんのアナウンスが流れます。「次は終点〇〇、皆さまお忘れ物なきようにお降りください」
同じように、人生が終盤に差し掛かってくると、この人生に忘れ物はなかったかと、思うかもしれません。