桜並木にて

 先日あるご法事帰りに、安濃川の道沿いを車で走っていると、堤防の桜並木が満開に咲いているのを目にしました。
 ふと、森山直太朗さんの歌「さくら」が頭の中で流れました。もう、卒業式の定番ソングです。

 春は、卒業、進学、新生活…出会いと別れの季節です。涙、涙の卒業式の後に、新たな出会いに心躍らせることもあるでしょう。
 人生のさまざまな出会い、そして別れ。それは同様に、生まれてくる命もあれば、人としての命を閉じられる方もあることを教えてくれます。

 散る桜も、今咲き誇る桜も光に包まれるように、いま生きている私の上にも、先だってゆかれたあの方の上にも、南無阿弥陀仏となって光を当て、包んでくださる阿弥陀さま。
 人としての卒業式の後は、すぐに仏としての入学式です。

 安濃川の桜を見た日、学校の卒業ソングで定番の「さくら」は、人生の卒業ソングとして流れていました。

 さらば友(法友)よ、また南無阿弥陀仏のひかりのはたらきのなかで会わせていただきましょう。