支え、支えられて生きているいのち

 光壽無量

 なんまんだぶ、なんまんだぶつ。新しい年を迎えられたことの尊さを味わいつつ、お念佛申させていただきます。

 昨年は10月27日前坊守「緑翠院釋昭然」、母・昭子の往生に際して、皆さまよりのお心こもった哀悼とご懇念を賜わりましたこと、誠に有難うございました。
 毎週の中陰法要、12月25日にはおかげさまで満中陰法要をおつとめさせていただくことができましたこと厚く御礼申し上げます。
 前坊守の志を継ぎながら、自分なりに無理せず精進してまいりたいと思います。

 また、昨年はご縁により、日曜学校・子ども会を開くことができました。あらためて、子どもたちとともに仏法に遇うことの尊さ大切さを感じました。

 仏さまの教えに学ぶことは、自分を学ぶこと、自分のいのちのすがたに気づかせていただくことです。
 仏教は「縁起」を説く教えですから、お互いが支え、支えられて生きているいのちであることに気づかせていただくのです。

 しかし、それを感得することは中々難しいですね。
 流行禍によって、人が集うことの自粛や、人とのつながりが断たれてきたこの2年でしたが、孤独になってあらためて誰かと「関わりあういのち」の大切さを思います。

 そして、また「自利・利他」の教えに学ぶことの重要性を示されます。
 それは、自分だけが満足すればよい、自分さえ幸せであればという自己中心の思いから、今こうなれたのも周りの方や様々なおかげであった、まわりが幸せでないと本当の幸せではなかったと、他のいのちも大切にみていく視野が広がっていくことです。

 仏法に聞き、味わい、子どもからご年配の方まで、「自他共に心豊かに生きることのできる社会」をめざして少しずつでも皆さまとご一緒に歩むことができればと思います。

 どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。