寄稿カフェ ” 窓 ”

御同行・落合さんからの寄稿

 去る1月に新春恒例の歌会初めが、今年は「窓」を題に皇居にて執り行われました。

 天皇陛下は 「世界との往き来難かる世はつづき 窓開く日を偏に願ふ」 と、流行禍収束の願い。
 皇后さまは 「新しき住まひとなれる吹上の 窓から望む大樹のみどり」 新しい御所の景色を。
 愛子さまは 「英国の学び舎に立つ時迎へ 開かれそむる世界への窓」 イギリスでのサマースクールでお感じになられた希望感を詠まれたのでしょうか。
 そのほか皇族、一般入選者の数々の詠に、感銘、味わいをいただき、窓はどの家庭にもあり、太陽、四季など光や風を取り込んでくれるだけでなく、時に心の景色を映し出す。そんな想いにかられました。

 窓明けば梅の香りの移り来る
 今日も生かされ九十路の春

 まだまだ流行禍に脅かされる毎日ですが、自分の命は自分で守り、一日も早く安穏な日々が戻りますよう念じ申し上げます。
              合 掌
 

(※構成都合で原文を編集させていただきました)