御同行の部屋【無寿23041】

無量寿会追悼法要

 春彼岸の頃、無量寿会追悼法要をおつとめさせていただきました。
 『仏説阿弥陀経』の読経の中、会員お一人ずつ法名軸の前でご焼香されました。 私は、仏前に額づき、座ることにより様々気づかせていただきます。
 生前のであいの中に刻まれた時間のページが開かれます。

 無量寿会で以前、5月に軽トラックに花御堂を乗せて各地区を巡ったことの思い出、毎月の例会のこと。
 7月には一日研修でユラックスでのまったりとした温泉と食事、観劇を観てのデザートに舌鼓を打ったこと。
 新年会でのかくし芸やゲームは面白くとても楽しかった時の姿。
 先に往生された方々の笑い声や言葉が今でも響いてきます。

 親鸞聖人が『正像末和讃』に

南無阿弥陀仏の廻向(えこう)の恩徳広大不思議にて 往相廻向の利益には還相廻向に廻入(えにゅう)せり

と、うたわれました。

 今、私にとどいてくださっている南无阿弥陀佛のおはたらきは、浄土に往き生まれる身と定まるとともに、仏と生まれ、またこの私に、有縁のいのちに還ってきてくださっているというのです。

 常に生死、煩悩の中に埋もれて、執らわれ、貪りに、怒り腹立ち、愚痴から抜け出せない私が居るからこそ、悲しみや不安多き我がいのちならばこそ、常に寄り添い、倶に歩み、育んでくださるのです。

 厳しい無常のご縁の中に
 「往きし人 みなこの我に還りきて

南无阿弥陀佛と 称えさせます」

 と歌を詠まれた方がいらっしゃいました。

 残された私たちにとっても、深く尊く深い味わいです。