立ってる阿弥陀さんってええなあ(其の2)
また、本願寺金沢別院の職員さんから、地震の当時の状況や、復興の現状の話を聞かせていただきました。
地震の揺れが長く、大きく、本堂のご本尊が倒れて床に転がってしまった。土壁も崩れ、仏具ぼろぼろになるなど、本堂も大変なことになった。
それがようやく修繕ができ、ご本尊が元の位置にお立ちになった時、ご門徒さんが「立ってる阿弥陀さんってええなあ」と感動されたようです。
地震で被災された阿弥陀さまが元の姿にお戻りくださり、お念仏申す日常が戻っていくことへの大切な感動なのかもしれません、とお話しくださいました。
思い返せば阿弥陀さまのお立ち姿は、この私の悲しみ、寂しさ、不安を知り抜いてくださり、あなたのもとに至らずにはおれないと、「南無阿弥陀仏」のみ名となり、今、この私にご一緒くださっている姿の表れでありました。
たとえ、お木像・あるいはご絵像のご本尊が、自然災害の被害にあい、倒れてしまったとしても、そのおはたらきの真実は変わることはありません。
しかしながら、ご本尊が戻られたとき、阿弥陀さまがお立ち姿であるいわれにも、改めて心が動かされることだったのでしょう。
私たちは、いつでも、どこでも、どんな時でも、今すでにあなたのそばにいるからねという、阿弥陀さまのおはたらきを「お立ち姿」から聞かせていただきます。
阿弥陀さまのように、自在な力強い救済はできませんが、少しでもという思いで、様々な形で支援を続けていければと思います。