御同行の部屋【無寿24091】
一日研修会
7月24日
流行禍で中止、延期続きでしたが、そろそろ蓮の見頃ということもあり、愛知県の蓮の産地である愛西市を訪れ、久々の開催となりました。
往路、木々の蝉時雨の中を三重、岐阜、愛知のそれぞれ交わる輪中にある三川公園に立ち寄りました。
ここは揖斐、長良、木曽川の3つの川が合う処。昔は川の氾濫がよく起こり、江戸時代に薩摩(鹿児島)の人々が駆られ、様々の苦難を越えた治水工事が行われました。
それ以降も何度も工事は継続されますが、工事を終えた方々が土地を求め、当寺所在地である現在の津市芸濃町椋本の地に辿り着き、椋本東部地区に「豊久野」(とよくの)と名付けたと聞いたことがあります。こんなゆかりもあるようです。
公園内に保存される商家には大きな仏壇が備えられており、可動式で、川の増水の際2階に上げる仕組みとなっているそうです。
浄土真宗のみ教えを依り所にされていた往時に思いを馳せ、公園から出発。
蓮街道を車窓から眺め、蓮田を見学できる場所に移動して散策、観賞。
お昼では蓮料理の御膳を美味しくいただきました。
ところで、蓮の咲く場所は何処でしょうか?
蓮はきれいな高原の水の中には咲きません。なんと泥田の中に清浄な花を咲かせるのです。
喩えるに、私たちのこころは常にドロドロとした煩悩の中にありますが、その煩悩の泥に染まることなく、如来はその煩悩にこそ清浄なる信心、念佛の花を咲かせくださるのです。
蓮は花が咲くと同時に実が有るように、信心・念佛の花が咲くままが、浄土へ生まれ仏とならせていただく身と定まることをあらわしてくださっています。