あどみん帖(2312)

 「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり」

 ご存じ、芭蕉「奥の細道」序文です。毎年この時季が訪れるにつれ自然に浮かぶこの言葉、

 時季としてこれ以上ふさわしく、日本語の美をもって表現される言葉も探すに難しく・・・と、思うわけですが、意味自体は“光陰矢の如し“的なぼんやりとした理解はしていましたが、「はて?百代とは、過客とは??」

 “美しい日本語”なんて先述しましたが、わかってませんね(笑)
そのまま読めば「『永い間』『すれ違う人たち』を詩的表現すると」という程度の理解でしたが、“当たるとも近からじ“の実は、「百代」=「永遠」で無期を、「過客」=「旅人」で”旅中“の人を意味するそうです。

 「知っているようで、実は本当のところはわかっていなかった」なんて事が日常茶飯事、所構わず存在します。

 何気に知る言葉の実を知り、「“知ったかぶり“を笑われるより”無知を恥じる“わたしで居たい」
と、あらためて戒めたく思う今日この頃でした。

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