寄稿カフェ ” 蛍 ”
御同行・落合さんからの寄稿
紫陽花の花。鮮やかさが雨粒に映える美しい候と相成りました。
とぶ蛍 柳の枝で 一休み
(夏目漱石)
夜空にふわりと淡い光で儚げに舞う蛍。その束の間の光は古くから皆に親しまれて来ました。
幼虫期をおよそ1年水中で過ごし、成虫になっては1~2週間で短い生涯を終えます。
次の命を繋ぐため妖美な光を輝かせ、舞い、人の心をも魅了してくれますが、昨今の水質変化、里山の開発など、蛍の生態を脅かす現実は減少の一歩をたどり、見かけることも少なくなったことを本当に残念に思います。
自然環境の結晶とも言える蛍の光。絶える事なく季節を彩り続けてくれる事を願うばかりです。
すっと来てすっと流れる蛍かな
蛍いて命しづかに露を染む
合 掌
(※構成都合で原文を編集させていただきました)


